ガイド / 送信者要件

Gmail・Yahoo・Microsoftのメール送信者要件まとめ

大手プロバイダが求めるメール認証の要件と、満たさないと何が起きるのかを整理します。

最終更新: 2026年6月(各社の要件は変わることがあります。最新情報は各社の公式ガイドラインをご確認ください)

何が起きたのか

Google と Yahoo は2024年から、Microsoft も続いて、メールを送る側に対して認証の設定を実質的に義務化しました。狙いは、なりすましや迷惑メールを受信側で見分けやすくすることです。当初は未対応メールが迷惑メール扱いされる程度でしたが、その後は条件を満たさないメールを恒久的に拒否する方向へと厳格化が進んでいます。

主な要件

各社で細部は異なりますが、共通して求められる中心的な要件は次のとおりです。

これらは特に、1日に大量(おおむね数千通以上)を送る「一括送信者」に強く適用されます。

各社の状況

Google と Yahoo が2024年に先行して一括送信者向けの要件を導入し、Microsoft も大手送信者向けに同様の要件を適用しました。さらに各社は、認証を満たさないメールを迷惑メール送りにとどめず、恒久的に拒否する段階へと進めています。つまり「届かない」ことが現実的なリスクになっています。なお、PCI DSS のような業界基準でもメール認証が要件化されており、決済まわりを扱う事業者には別途の動機もあります。

具体的な閾値・適用日は各社が更新しています。本記事は概要の把握用としてご利用いただき、実際の対応にあたっては各社公式の最新ガイドラインを確認してください。

「1日5,000通も送っていない」場合も油断は禁物

一括送信者向けの厳格な基準は大量送信者が対象ですが、少量の送信者にも基本的な認証(SPF・DKIM・DMARC)の整備は推奨されており、未対応だと迷惑メール扱いされやすくなります。また、送信量にかかわらず、認証が無いドメインはなりすましの標的になりやすいという別のリスクがあります。送信量の多寡を問わず、整備しておく価値があります。

対応チェックリスト

  1. SPF レコードがあり、内容が正しいか(特に DNS ルックアップが上限内か)
  2. DKIM 署名が設定されているか
  3. DMARC レコードがあり、p=none のまま放置されていないか
  4. 差出人ドメインと SPF/DKIM の整合が取れているか

これらは、自社ドメインを入力すれば無料で確認できます。

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